例えば失恋したとき
あなたは友達の前で泣けますか?
人に弱みを見せられますか?
わたしはNOでした。
もう、NOもNO、断固NO!
そんなのかっこ悪い!!!!
恥ずかしい!!!!!
プライドが許さない!!!!
子供の頃から「泣かない子」で
それを強さ&良いことだと
信じ込んでいたわたしにとって
人前で弱みを見せるなんて、言語道断。
でも、同時に
そんな自分のことを
なんて可愛げのないイヤなヤツなんだろう…とも
思っていました。
ですが、
心理学を勉強し始めたときに
愛着障害の人の持つ歪みのひとつとして
自分をさらけ出すことは、弱みを握られること
という信念体系があると知り
そ、そういうことだったのか・・・・・・!
と、雷に打たれたような衝撃が
走ったことを覚えています。
子供の頃に親(養育者)との間で
安定した信頼関係を
築くことができなかった人は
人との関わりの中で
安心・安全を感じることができません。
それによって様々な不具合が起きてくることを
「愛着障害」というのですが
「人前で泣けない」の奥にあったものは
ただでさえ
安心・安全を感じられないのに
自ら弱みをさらすことは何事か!!!
危険だーーーーーー!!!!!!!!
という
愛着障害ならではの
危機意識だったわけです。
もうアラーム鳴りまくりです。
でも、その一方で
愛着障害の人は
“人一倍傷つきやすい心”
を持っています。
人の何気ない言葉や態度に
誰よりも傷ついているのに
それでも弱みを握られまい、悟られまいと
“何でもないフリ”
をしていたりするわけです。
どれだけ我慢しているんだろう・・・
と思いませんか?
わたし、これを書いているだけで
人目をはばからず泣いてしまいそうです(爆)
冗談はさておき、
わたしがカウンセリングを受けて
人生が変わったなと思うことのひとつに
“カウンセラーの前なら安心して泣けた”
ということがあげられます。
ありのままの感情を
ただあるがままに感じ、
そして、
ただただ寄り添ってもらったことで
凍りついた心が
少しずつ、少しずつ溶けていきました。
そして、これが
「心の土台」を築く第一歩となりました。
子供の頃、親との間にはなかった
「ありのまま受けとめてもらう」体験を
カウンセラーとの間で
繰り返し体験していったんですね。
今やもう、
油断すると駅の人混みや電車の中でも
うっかり泣いてしまうほどの
ただの涙もろいオバチャンお姉さん
になってしまったわけですが、
弱さを見せられる分、
人から温かい言葉をかけてもらったり
助けてもらうことも増えて、
随分と生きやすくなったなぁと思います。
「人は生い立ちを超えられる」
これがわたしのモットーです。
もしあなたが過去のわたしのように
誰の前でも泣けずにいるとしたら
どうか、もうひとりで抱え込まないで。
いっしょに新しい人生の扉を開いていきましょう。
いつでもオープンハートでお待ちしています。